みなさん、こんにちは!
シュテファン・フェルトのラ・イスラをご存知ですか?
2014年の作品で、1時間かからずに遊ぶことができる比較的軽めのタイトルです。
テーマも魅力的で「豊富な動植物を育む(絶海の孤)島に探検家として入り込み、希少な動物を採取する」といった感じの物です。
ゲームの肝になるのは、毎回三枚使うことになる手札です。
このカードは三通りの使い方ができます。と言うか、どういう順番で出すかによって顕れる効果が違ってきます。
どのカードも基本的に有用なのでうまく相乗効果を引き出したいけれど、カードAを最初に使えばBがうまく機能しない、かと言ってCを最初に使うとAの効果と噛み合わない。と言ったジレンマと対峙するのが楽しいゲームなのです。
そんなラ・イスラですが、実は二つのバージョンがあります。
Boardgamegeekにもそういった記述はありませんので、あまり知られていない事実なのでしょう。
二バージョン(仮に初版、二版と呼びます)の差異を確認してみたので御覧ください。
差異はカード構成にあります。
ラ・イスラのカードはIとIIの二種類があります。基本カードと上級カードです。
左が新板。右が旧版です。
新板はIIのカードが多く、Iが少ないです。
逆に旧版はIが多くIIが少ないです。
Iのカードは枚数の違いだけで内容は変わりません。
旧版は120枚。
新板は60枚があります。
続いてIIのカードですが、ここに大きな違いがあります。
写真で見てみましょう。
上段が新版。下段が旧版です。対応するカードを上下に並べてあります。
表にしてみました。
新 | 旧 | |
資源獲得で加点 | 5 | |
資源獲得で追加資源 | 15 | |
資源獲得で種の価値上昇 | 10 | |
特定エリアへのワーカー配置コスト減 | 15 | |
特定エリアへのワーカー配置で資源獲得 | 15 | |
特定エリアへのワーカー配置で種の価値上昇 | 15 | |
特定エリアへのワーカー配置で加点 | 5 | |
資源のワイルドカード化 | 10 | |
特定色エリアへのワーカー配置で資源獲得 | 5 | 10 |
特定色エリアへのワーカー配置で種の価値上昇 | 5 | 10 |
特定色エリアへのワーカー配置で加点 | 5 | 10 |
特定種の価値上昇で資源獲得 | 10 | 20 |
特定種の価値上昇で加点 | 5 | 10 |
合計 | 120 | 60 |
と言った具合で、8種類のカードが追加されています。
既存のカードの枚数も枚数が半減しています。
つまり、新板をプレイ後に旧版をプレイすると、似たようなカードばかり出てきてプレイに幅が無い、といった印象を抱くことになります。
今後入手するならぜひとも新板にしましょう。
ゲームの面白さが全然違います。
じゃあ新板と旧版をどうすれば見分けられるか?
という話なんですが、
「外見上は区別がつかない」
が答えです。
旧版と新版の比較写真を貼ります。
まったく同じものに見えます。
お手上げです(´・ω・`)
1年以上前にamazon.comで購入した友人は新版がやってきたので、現在流通しているものはまず大丈夫だとは思います。中古ではもしかしたら(ある意味)当たりを引くこともあるかもしれませんね。ラ・イスラを買ったら内容チェックをお忘れなく!